【200520】仮想通貨テザー(USDT)

仮想通貨

今日は、少しテザーについて記事を起こしてみたいと思います。

本日、テレグラムでテザーの時価総額について記事が来ていました。

仮想通貨(暗号資産)の時価総額ランキングは、当然のことながら

◆1位 ビットコイン(BTC)

◆2位 イーサリアム(ETH)

なんですけれども、3位はリップル(XRP)だったんです。

いろいろ調べていると、(リップルの時価総額の計算のしかたによっても異なるようなのですが)この3位のリップルを抜いてテザー(USDT)が3位になったという報道が。

そもそもテザーとはなんなのか。

どのような歴史があるのか、ということで調べてみました。

自分が主に取り引きに使っているGMOコインでは取り扱いがないため、ちょっと自分も知識不足だったのですが、今回のコロナ騒動でかなり活躍しているようです。

そもそもテザーとは

2015年から発行している仮想通貨で、米ドル連動。

ビットコインなどと違うのは、ステーブルコインだということ。

価格の上下はもちろんあるのだが、基本的には安定した価格を実現するのうに設計された通過のこと。

しかし、それでも法定通貨と比べると価格変動は大きくなっている。

そんなテザーだが、主に使われているのは、仮想通貨間の取り引きのようだ。

ドルのかわりにテザーで仮想通貨取り引き、というのも少なくないようだ。

テザーの直近半年間

昨年の秋の話だが、テザーは時価総額でライトコインを抜いた。

そして、そのままビットコインキャッシュも抜く。

ここ数日の間でリップルをも追い抜いた(少なくとも迫った)わけだが、どうしてこうなったのか。

そもそも、今年の初めから、新規発行が止まらなかった。

2000億円相当が少なくとも今年に入ってから新規発行されている。

需要が高まっていることが背景にある。

特にここ数年で、トレーダーが価格の動きの激しいコインよりもステーブルコインの方を好むようになってきた、というのが背景にあるようだ。

また、資金の逃避先としての需要も高い。

特に、3月に世界同時株安に連動するような形でビットコインなどの価格も暴落したが、その際にも大幅に需要が高まったようだ。

ある意味では、金融市場がパニックになっている中でテザーが最大の勝者になった、とBloombergも報道している。

テザーの実力

実は、テザーは取引高ではビットコインを上回っている。

もちろん、取引高に関する具体的な数字の信頼度はそう高くないが、テザーの取引量がビットコインを20%弱上回っていた(昨年の秋では少なくともそう)。

最近のデータを見ていると、20%どころでは済まなくなっている。

また、ビットコインが超短期間に90万円を回復した背景にも、このテザーの動きがあったようだ。

具体的には、日本時間の4/30の1:36に、5000万ドル(53億円)相当のテザーがバイナンスに送金されたことが確認された(TwitterのWhale Alertアカウント)。

ちなみに、送金元は「Unknown」である。

ということで、このテザーを使った取り引きが今後の時代の新しい形になるのかもしれない。

直近のテザー

昨日の段階では、テザーは1ドルを割り込んでいる(ここ数日といった方が正確か)。

それに伴って、時価総額も減ってはいるという現実もある。

ただし、テザーの新規発行を一時停止していることとも一致しているという見方もある。

今後の需要が先細りしていくだろう、という予想もあるようだ。

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